キング・アーサー  KING ARTHUR

あまり期待をしていなかったせいもあるけれど、結構面白かった。
ジェリー・ブラッカイマーがプロデュースしたハリウッド映画だから、ツッコミどころは、数々あるけれども。
設定が今まで慣れ親しんできた『アーサー王伝説』と違うので、最初は戸惑った。しかし、異教を受け入れないキリスト教の話になっているところに、興味を覚えた。だから、戦闘シーン中心の後半より、前半の方が面白かったように思う。戦闘シーンは、それこそツッコミどころいっぱいだし、痛みを感じられないし。
キャストが地味なので、最初は誰が誰やら判らなかったのだが、慣れてくると個性が上手く書き分けられていて、興味深くなっていった。アーサー(クライヴ・オーウェン)は、ちょっと違う気がするけど、他の騎士たちは良いんじゃないでしょうか。
それにしても、アメリカ人は、直接的なラヴ・シーンを入れないと、愛を語ることができないんでしょうかね。
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キング・アーサー  KING ARTHUR
b0014400_205125.jpg2時間6分 タッチストーン・ピクチャーズ、ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ映画
監督=アントワン・フークワ、脚本=デイヴィッド・フランゾーニ、ジョン・リー・ハンコック、撮影監督=スラヴォミール・インジャック
キャスト=クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィス ほか
翻訳・戸田奈津子
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# by thx1138_1941 | 2004-09-11 20:38 | ロードショー

今度はどうよ、シャマラン監督!

衝撃の出世作『シックス・センス』(1999)からはや五年。M.ナイト・シャマランの新作は、ホワキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ、シガニー・ウィーバー、ウィリアム・ハートと気合の入ったキャスティングで挑む『ヴィレッジ』。なんとなく、あまりにもあからさまにエイリアンが出てきて、ある意味驚いた、『サイン』(2002)に似た雰囲気で不安がいっぱいだ。
『シックス・センス』は、良く出来た映画だった。シャマラン監督が、インド出身(幼い頃にアメリカに渡っているが)のせいか、西洋的ではない独特の生死観が出た、新しい感覚のホラーを創り上げていた。哀しくも怖い泣けるホラー映画だった。「次はどんな作品を撮るのだろう」と思わせた。
そんな期待の中公開された『アンブレイカブル』(2000)で、頭の中が???状態。意外な展開ではあるものの、「そんな話、観たいかぁ」って感じで。脚本料が、500万ドルだって。続く『サイン』は、ある意味ストレートな展開になったものの、やっぱり、頭の中が???状態。見事にハズされてしまった。こちらは、1000万ドル以上の脚本料が付いたらしい。
「はてさて、『ヴィレッジ』はどうなるのだろう?きっとハズされるんだろうな」っと思いつつ、劇場に足を運んでしまうんだろうなぁ、多分。
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# by thx1138_1941 | 2004-09-08 14:28 | 映画よもやま話

スチームボーイ  STEAMBOY

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大友克洋は、昔の漫画の呪縛から離れられない人なのだろう。それは、『ファイアーボール』が手塚治虫の『アトム』に、『アキラ』が横山光輝の『鉄人28号』にオマージュを捧げていたように。物語の流れが古き良き漫画なのである。そして、エンド・クレジットを観て気付いた、あっ、今回は藤子不二雄の『パーマン』だったのか、2号がいると。
ヴィジュアルに関しては、流石にとしが云いようがないぐらいに創り込まれていて、満足のいく仕上がりだと思う。作画とCGが見事に溶け合っているし。でもそれは、割りとコアなファンにとってのものであり、一般的には、物足りないストーリーになっていたのではないだろうか。家族の内輪モメでロンドンをあんなにしてしまっていいのか!
スカーレットのキャラは大友的だけれど必要だったんですかね。

それにしても、宮崎駿もそうだけど、どうして声優を使わないんだろう?アフレコの感情表現は、一種の特殊技能だと思うので、矢張り声優を起用するべきではないかと考えます。
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原案・脚本・監督=大友克洋、脚本=村井さだゆき、総作画監督=外丸達也
ボイス・キャスト=鈴木杏、小西真奈美、中村嘉葎雄、津嘉山正種、児玉清、沢村一樹、斉藤暁、寺島進
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# by thx1138_1941 | 2004-09-05 19:00 | ロードショー

スパイダーマン2  SPIDER-MAN2

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「パート3が楽しみだ」と、素直に思った。
ラストの対決で必ず素顔をさらす、マスクド・ヒーロー、スパイダーマン。そして、スパイダーマンは、決して自ら敵を殺さない。
今回のパート2は、ヒーロー・シリーズの定番ともいえる「ヒーローやめた!」話。ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、自分自身であることと、スパイダーマンであることの間で、ひたすら悩み続ける。愛しいメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)との関係が絡んでいるので、健やか青少年ピーターにとって、悩みは深い。
最終的には、ベンおじさん(クリフ・ロバートソン)の死(前作のエピソード)の真相をベルおばさん(ローズマリー・ハリス)に告げ、おばさんからの言葉によって迷いを断ち切る。ちょっと安易な気がしないでもないが、その愛情の溢れた言葉は、何ものにも代え難い。
愛する人たちを守る気持ちが、スパイダーマンに真の力を発揮されるのだ。
それ以外にも、大スクリーンで観るに値するアクション・シーンが、この映画の醍醐味でもある。
CGを多用したアクションは、さすがにたいしたものだが、パート1に比べてライヴのアクションが少なかったのが残念だ。大迫力ではないが、病院で初めてドック・オク(アルフレッド・モリーナ)が目覚めるシーンが、元B級映画監督サム・ライミ監督の面目躍如で、個人的には好きだ。チェーンソー出てくるしね。
それにしても、ティム・バートン作品でもそうなんだけど、ダニー・エルフマンの曲に合わせて始まるオープニングシーンは、いつもカッコイイ。

兎に角、パート3は、彼との対決になるハズなので、乞うご期待。
彼って?それは、映画を観て下さい。
出来れば、映画館で!
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スパイダーマン2  SPIDER-MAN2
2時間6分 コロンビア映画
監督=サム・ライミ、脚本=アルヴィン・サージェン、撮影監督=ビル・ポープA.S.C.
翻訳・菊地浩二
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# by thx1138_1941 | 2004-09-04 20:35 | ロードショー

ヴィジュアル・ショック!

1カットイイ画(え)があれば、満足。
私の映画を観る時の基準の一つが、これである。決してストーリーを蔑ろにしているワケではないけれど、映画は画で勝負だ。それは、流麗なカメラワークであったり、小憎いトーンの陰影のある照明であったり、役者の表情であったりする。中でも、特撮(古い言い方)絡みのカットであることが多い。
最近の映画は、あれだけCGを多用しているのに、何故、目の前がクラクラするようなヴィジュアル・ショックに出逢えないんだろう?多分、多用しすぎることと、なんでもありになってしまったからなのだろう。次々と新しい刺激を求める観客に合わせて多用していくことの危うささえ感じる。
私にとって一番のヴィジュアル・ショックは、なんと云っても『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)のラストで未来から帰って来たタイムマシン・デロリアンが飛ぶところ。この予期せぬ出来事に完全にマイってしまった。このカットのすぐ後が、エンド・クレジットになるけれど、ボーッとして、最初の辺りがまったく読めなかった。
あと、『E.T. 』(1982)のE.T.とエリオットを乗せた自転車が飛ぶところもそう。この瞬間の劇場での拍手喝采は凄かった。これほど映画館が一体になった経験は、他にないと思う。
どちらも、スティーブン・スピルバーグ絡みだ。1970年~80年代のスピルバーグは、矢張りスゴイ!
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# by thx1138_1941 | 2004-09-01 15:22 | 映画よもやま話

ロスト・イン・トランスレーション  Lost in Translation

「あら、日本ってヘンな国」
外国人が撮った日本に違和感を覚えることは良くあると思う。しかし、この映画は逆に日本人なのに自分が外国人であるかのように日本に違和感を抱かせるのだ。「あら、日本ってヘンな国」。でも、それが妙に心地いい。
映画は終始アメリカからCM撮影の為に来日した俳優ボブ(ビル・マーレイ)と、フォトグラファーの旦那の仕事についてきた女性シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)の距離感を見つめていく。二人は共に、夫婦間に問題を抱えている。そして、その問題を埋めるように、異国での疎外感の中で徐々に惹かれあっていく。不倫などと云う表層的なものではなく、こころの奥深くで繋がっていくのだ。ラストの抱擁が、切ない。
女優としてはパッとしなかった、巨匠フランシス・コッポラの愛娘ソフィア・コッポラは、東京への愛情もこめて軽々と描いてみせた。アカデミー賞の最優秀脚本賞を取るほどスゴイ本だとは思わないけれど、愛すべき小品だ。

しゃぶしゃぶに対して「客に調理させるとはないごとか!」と憤慨する件が、なんとも目から鱗で好きだ。
それにしても、ビル・マーレイって、アメリカでの評価に比べて、日本では人気がないような気がする。コメディーに対する感覚の違いが大きいとは思うけれど、もう少し評価されてもいいのでは?
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ロスト・イン・トランスレーション  Lost in Translation
1時間42分 フォーカス・フューチャーズ作品
監督・脚本=ソフィア・コッポラ、撮影=ランス・アコード
松浦美奈・翻訳
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本筋には直接関係ないが、コッポラ(父)ワイン。さすがイタリア系。美味しくいただいた。
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# by thx1138_1941 | 2004-08-29 15:12 | ロードショー

シュレック2  SHREK2

基本的に面白い。内包した毒気も含めて、この感覚は好きだ。しかし、如何せん1作目は超えられなかった。どうも全体が、「美しいもの」と「醜いもの」の二元論に終始されていて、前作の持つ昔語りに対するアンチテーゼの魅力が薄れている気がする。「さあ、あなたは、どっちにするの?選びなさい!」と突きつけられているようで。「1」は、「そんなのどっちでもいいじゃん」って話だったような…。なんか昨今のアメリカの影を感じるのは、考え過ぎか。

それにしても、長ぐつをはいたネコをメイン・キャラとして出す意味はあったのだろうか。確かに可愛い。あの瞳で見つめれば、劇場の観客の心は彼のもの(特に女性の)。けど、活躍が中途半端な感じがする。敵としても、味方としても。
あと、ピノキオをはじめとする仲間が、どうしてあんに早く駆けつけられたのかが、疑問。あっ、硬いこと云っちゃダメか。

因みに、パロディーで一番好きなのは、オープニングの「スパイダーマン」のキスシーン。

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シュレック2  SHREK2
1時間32分 ドリームワークス映画 
監督=アンドリュー・アダムソン、ケリー・アズベリー、コンラッド・バーノン 
ボイス・キャスト=マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィ、アントニオ・バンデラス 
太田直子・翻訳
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# by thx1138_1941 | 2004-08-28 14:21 | ロードショー

リディック  THE CHRONICLES OF RIDDICK

「この監督、創ってる時楽しいかったやろなぁ」
そう、創りこまれた世界観は、確かに面白いと思う。全体のトーンは、「デューン砂の惑星」+「アウトランド」みたいな感じ。彫像を中心にイメージした中世ヨーロッパとイスラム建築を融合させたようなヴィジュアルは、嫌いではない。大画面で観る価値はあるかもしれない。
が、「悪を倒すためには悪が必要」と云うコンセプトをメインに持ってきている割には、リディック(ヴィン・ディーゼル)のキャラが弱い。ありがちな、ちょっと斜にかまえたヒーローで、ダークヒーローとは、呼べないと思う。悪の業が見えないのだ。キーラ(アレクサ・ダヴァロス)もいまひとつキャラが、立っていないし。あと、壮絶な最後を遂げるピュリファイア(ライナス・ローチ)もリディックとの絡み方が中途半端で、「急にそんなこと云われても」で、損をしている感は否めない。
最大の疑問は、700度の地表温度を持つ惑星で果たしてそんなことは出来るのか?いくらなんでも大風呂敷すぎる。
前作に当たる「ピッチブラック」の方が、小粒ながら良く出来ていたんではないでしょうか。
CHRONICLESってことは、このサーガはまだまだ続くのか?

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リディック  THE CHRONICLES OF RIDDICK 
1時間58分 ユニヴァーサル映画 
監督・脚本=デヴィッド・トゥーヒー、撮影=ヒュー・ジョンソン、
松浦美奈・翻訳
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# by thx1138_1941 | 2004-08-26 17:46 | ロードショー

Watch the skies

映画館のことをつらつら考えていたら、一つのエピソードを思い出した。
子供の頃、「We are not alone~宇宙にいるのは われわれだけではない~」のキャッチコピーで一世を風靡したスピルバーグの傑作映画、
「未知との遭遇 CLOSE ENCOUNTERS OF THE THERD KIND」(1977)。
人類と異星人のファースト・コンタクトを描いたこの映画を、どういう経緯でそうなったのか忘れてしまったけれど、おやじと観に行くことになった。普段、めったに二人でどこかに出掛けることはなかったのに。
映画が終わり、感動に震えながら映画館をでると、外は既に夜。ふっと見上げた星空は、心なしか多くの星が輝いているように思われた。何気なく横を見ると、おやじも夜空を見上げていた。
なんとなく嬉しい瞬間だった。
「We are not alone~われわれはひとりではない~」
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「未知との遭遇 CLOSE ENCOUNTERS OF THE THERD KIND」
については、いずれまた書きたいと思っています。
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# by thx1138_1941 | 2004-08-22 19:07 | 映画館

サンダーバード

「あーっ、子供の頃に観たかったよな!」
これが、一番最初に思った事。きっともっと楽しめたハズ。
末っ子にスポットを当てるのはいいけど、あまりにも他の兄弟がないがしろにされている気がするんですよね。4人の顔が思い出せない。皆の活躍があってこそのThunderbirdsだと思うのですが…。
それから、フッドのキャラが立ってないのが残念。ジェフ・トレーシーとの関係も含めて。
オープニングのアニメーションは、良かったですよ。ワクワクさせられて、オールドファンもニコニコで。

ところで、V6の吹き替えってどうなんだろう?

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サンダーバード Thunderbirds  ユニバーサル映画 1時間35分
戸田奈津子・翻訳
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# by thx1138_1941 | 2004-08-22 15:53 | ロードショー

映画館が好き

「映画は映画館で!」
これが、私の映画を観る時の基本的なスタンスです。
状況が許す限り、映画館に通うようにしています。
最近のシネコンなどは、映像・音響・椅子どれをとってもすごくいいですよね。でも、昔ながらのちょっと不自由を感じさせる映画館もミョーに好きだったりします。
そんな様々な映画館の暗闇で出逢った、映画についてあれやこれや書いていこうと考えています。
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# by thx1138_1941 | 2004-08-21 21:06 | 映画館