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Merry Christmas!

キリシタンじゃないけれど…

Merry Christmas!

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世界が、平和でありますように…
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by thx1138_1941 | 2005-12-24 19:22 | 日常

ブラザーズ・グリム The Brothers Grimm

テリー・ギリアム監督の映画は、アバンタイトルからタイトルにかけていつもワクワクさせてくれる。私の生涯の映画ベスト10に入る映画「未来世紀ブラジル」(1985年)が、そうだった。そして、「12モンキーズ」(1995年)もそうだったけれども、これは後が続かなかった。残念。
で、今作も子供の頃のグリム兄弟の話からタイトルバックまでは、ニヤッとさせられるつくりだった。

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グリム兄弟が、詐欺師まがいの魔物退治で金を稼いでいたって云うのは、上手いアイディアだけれど、いっそのこと、このグリム兄弟は、結局は偽者だったくらいまでやってしまったほうが面白かったのでは。
そこここにグリム童話のエッセンスをちりばめているけれども、もうひとつ機能的に効果を出しているとは思えなかった。取り敢えず入れてみましたみたいな感じで。脚本からしてそうだったのか、ギリアムがすっとばしたのか。なんか、後者のような気がする。
兄ウィル役のマット・デイモン(「ボーン・スプレマシー」)は、ヒーローぜんとしているキャラよりも、こんな役の方が似合っているように思う。そして、今年のヴェネチア国際映画祭・金獅子賞受賞の注目作「ブロークバック・マウンテン」(アン・リー監督)ヒース・レジャーは、弟ジェイコブ役なのだが、貫禄で、どっちが兄貴か分からない感じだ。
それから、何と云っても、ジョナサン・プライス演じるフランス軍のデラトンベ将軍の悪意に満ちた描き方、その片腕カヴァルディ(ピーター・ストーメア)の狂喜と狂気。これが、実にギリアムらしくて良い。
ちょっと食い足りなさをかんじつつも、テリー・ギリアムの未完成作「The Man Who Killed Don Quixote(ドン・キホーテを殺した男)」(ドキュメンタリー映画「ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001)に詳しい)からの起死回生の映画としては、一般受けもする線で、合格点かな。

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1時間57分 ディメンション・ピクチャーズ、MGM提供 
監督=テリー・ギリアム、脚本=アーレン・クルーガー、撮影監督=ニュートン・トーマス・シーゲル、音楽=ダリオ・マリアネッリ
キャスト=マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ、ジョナサン・プライス、レナ・ヘディ、ピーター・ストーメア ほか
翻訳=松浦美奈
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by thx1138_1941 | 2005-12-12 19:44 | ロードショー