宇宙戦争 WAR OF THE WORLDS

異星人が侵略する理由、いや侵略そのものもどーでもよくて、このおやぢ(レイ・フェリエ=トム・クルーズ)が、如何にして疎遠になっていた子供たち(ダコタ・ファニングジャスティン・チャットウィン)とコミュニケーションを取れるようになるかって物語。大きな大きなスケールで紡ぎだした小さな小さな愛の物語。原作や1953年版「宇宙戦争」との差別化を図るためのスティーブン・スピルバーグらしい解決策かもしれない。科学者が出てきて、ごちゃごちゃやってたらリアリティがないし、「インデペンデンス・デイ」(1996年)になってしまうものね。
往年のスピルバーグ映画ファンにとっては、頭の30分程は、ほんと良いです。トライポッドが出てくるまでが、特に。
家族から見放された、おやぢ
子供たちの態度
光りながら渦巻く雲
稲妻を観て、大喜びのおやぢ
などなど、ちりばめられたスピルバーグ的映像にワクワクものです。
そして、なす術もなくなく逃げ惑う人々の無力感、エゴイスティックな行動などがリアルに語られるまではいいのだけれども、オギルビー(ティム・ロビンス)が出てくる辺りから、明らかにトーンダウンしてくる。なんでティム・ロビンスは、この役を受けたんだろう?アメリカ人のある側面を象徴した役なんだろうけれど、不可解すぎる。地下室のシーンは、長すぎる。尺を稼ぐためなのかと思ってしまうほどに。
ラストは、以外云うか、矢張りと云うかアッサリと終わってしまい、ナレーションで片付けてしまうのは、ちょっと残念な気がする。
因みに、ナレーションはモーガン・フリーマン。分からなかった。

大人の芝居なアメリカの安達祐美、ダコタ・ファニングの叫び具合は、E.T.を見た瞬間のドリュー・バリモアを彷彿とさせる。願わくば、薬やアルコールに走らず、女優人生を全うしてほしい。
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それにしても、THX対応の最新鋭の劇場は、凄いですね。トライポッドの音の良さは、感動ものです。
今回観たのは、京都のTOHOシネマズ二条でした。

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WAR OF THE WORLDS 宇宙戦争 
1時間57分 パラマウント映画・ドリームワークス映画 監督=スティーブン・スピルバーグ、脚本=デヴィッド・コープ(原作=H.G.ウェルズ)、撮影監督=ヤヌス・カミンスキー、音楽=ジョン・ウィリアムス
キャスト=トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ジャスティン・チャットウィン、ティム・ロビンス、ミランダ・オットー ほか
翻訳=戸田奈津子
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by thx1138_1941 | 2005-07-09 16:27 | ロードショー
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