炎のメモリアル LADDER 49

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うーん、なんだろうこの乗り切れない感覚は?
確かに、ひたむきに消火・救助活動に勤しむ消防士の姿は、胸を打つものがある。そして、本物の炎の中で撮影されたと云うシーンの数々は、もの凄い迫力で迫ってくる。
しかし、乗り切れないのは、あまりにもアメリカ人によるアメリカ人の為の映画であると感じるからだろうか。そこには、典型的な陽気な陽気なアメリカ人の生活と、それを守る為の男の戦いがある。「グランド・ゼロ」で活躍した消防士に捧げられた映画であっても、そこに、どうしてもいまだ解決をみないイラク戦争を続けているアメリカを重ねてしまう。自分たちとその生活を守る為には、何事も辞さないアメリカ人の姿。それは、救われる側の視点がほぼ欠落していることからも、そう感じてしまうのかもしれない。一方的とも捉えられかねない危うさをも内包している正義感。決して悪い映画ではないのだけれども、そんな思いを抱いてしまう。

ジョン・トラボルタ演じるマイク・ケネディが、表彰されるジャック・モリソン(ホワキン・フェニックス)を父親のような視線で暖かく見つめるシーンが素敵だ。トラボルタのいつもと違った面を見ることができたような気がする。
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炎のメモリアル LADDER 49
1時間54分 東宝東和配給 監督=ジェイ・ラッセル、脚本=ルイス・コリック、撮影監督=ジェームズ・L・カーター、音楽=ウィリアム・ロス
キャスト=ホワキン・フェニックス、ジョン・トラボルタ、ジャシンダ・バレット、ロバート・パトリック ほか
翻訳=松浦美奈
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by thx1138_1941 | 2005-06-09 19:06 | ロードショー
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