ヴィジュアル・ショック!

1カットイイ画(え)があれば、満足。
私の映画を観る時の基準の一つが、これである。決してストーリーを蔑ろにしているワケではないけれど、映画は画で勝負だ。それは、流麗なカメラワークであったり、小憎いトーンの陰影のある照明であったり、役者の表情であったりする。中でも、特撮(古い言い方)絡みのカットであることが多い。
最近の映画は、あれだけCGを多用しているのに、何故、目の前がクラクラするようなヴィジュアル・ショックに出逢えないんだろう?多分、多用しすぎることと、なんでもありになってしまったからなのだろう。次々と新しい刺激を求める観客に合わせて多用していくことの危うささえ感じる。
私にとって一番のヴィジュアル・ショックは、なんと云っても『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)のラストで未来から帰って来たタイムマシン・デロリアンが飛ぶところ。この予期せぬ出来事に完全にマイってしまった。このカットのすぐ後が、エンド・クレジットになるけれど、ボーッとして、最初の辺りがまったく読めなかった。
あと、『E.T. 』(1982)のE.T.とエリオットを乗せた自転車が飛ぶところもそう。この瞬間の劇場での拍手喝采は凄かった。これほど映画館が一体になった経験は、他にないと思う。
どちらも、スティーブン・スピルバーグ絡みだ。1970年~80年代のスピルバーグは、矢張りスゴイ!
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by thx1138_1941 | 2004-09-01 15:22 | 映画よもやま話
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