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ネバーランド Finding Neverland

人生に大切なのは「信じること」そして「イマジネーションを働かせること」
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正月第二弾となる映画「ネバーランド」を早々と試写会で観た。
決して派手さはないが、最近アクション系の映画を多く観ていたので、どこかヨーロッパ映画の香りもするこの作品は、心地よかった。
監督は、「チョコレート」(残念ながら未見)でハル・ベリーを見事にアカデミー主演女優賞に輝かせた、マーク・フォースター。リアリティーとファンタジーを映画的に上手く表現した手腕はなかなかのもの。
そして、久しぶりにジョニー・デップの演技の上手さを痛感させられた映画でもある。得意のエキセントリックな表現に磨きがかかり、かつ一般受けする表現も過不足がなかった感じがする。個人的には、「シークレットウインドウ」の汚らしいかんじが好きなのだが…。
ケイト・ウィンスレットは、母親としての芯の強さを感じさせて悪くないのだが、どうも病気を患っている風には見えない。失礼ながら、骨太で繊細さに欠ける気がしてならない。
シルヴィア(ケイト・ウィンスレット)の四人の子供達もなかなか良い。本当の意味での主役とも言えるピーター役のフレディ・ハイモアをはじめ、大人への階段を登る、長男役のニック・ラウド、愛らしい末っ子のルーク・スピル、ちょっと影の薄い次男役のジョー・プロスペロとみんな芸達者だ。

いずれにせよ、是非とも観ていただきたいお薦めの一本だ。
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1時間40分 ミラマックス映画、監督=マーク・フォースター、脚本=デイビッド・マギー、撮影監督=ロベルト・シェイファー、音楽=ヤン・A・P・カチュマレク
キャスト=ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、ダスティン・ホフマン、ジュリー・クリスティ、フレディ・ハイモア ほか
翻訳=松浦美奈
by thx1138_1941 | 2004-12-20 00:48 | ロードショー
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